それゆけ!編集長。<シリーズ第1弾>佐久間智之氏による兵庫県広報コンクール4年連続特選の小野市インタビュー。

インタビュー

2022/07/22

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2022/07/22

それゆけ!編集長。<シリーズ第1弾>佐久間智之氏による兵庫県広報コンクール4年連続特選の小野市インタビュー。

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2022年6月14日(火)兵庫県小野市にて佐久間智之さんによる広報研修会が行われた。

市として情報発信を課題として掲げられており、以前から発信力を強化したいと考えていたところに、庁内からも広報研修の依頼を受けたため、同市の広報担当より佐久間さんに広報研修のオファーをされたとのことでした。

 

<広報研修のようす>

 

そちらの研修会に参加をさせていただいたのち、弊社のMCCatalog+をご利用いただいている兵庫県小野市 市民サービス課で広報担当をされている常深さん、村上さん、田中さんへのインタビューをさせていただいた。

インタビュアーはわれらが編集長!(勝手に任命)佐久間智之さんにお願いをし、小野市における広報誌制作への思いや課題、そして大切にしていることについてお話をうかがいました。

 

小野市の広報誌「地域密着コミュニティー誌 広報おの ONO Press」はなんと、県内広報コンクールにおいて4年連続特選を受賞されている。その誌面を拝見すると、以前、佐久間さんの研修会で学んだというレイアウト法「L字の法則」がしっかりと活かされていました。

 

 

それでは、ここからは佐久間さんによる小野市広報担当さまへのインタビューをご紹介いたします。

 

佐久間:

4年連続で県内広報コンクール特選はすごいですね。

評価されるものをつくること、継続するのはとても大変かと思いますが、広報担当を引き継いでいく中で担当者としてプレッシャーはなかったですか?

 

小野市:

プレッシャーだらけです。(笑)

自席のうしろに、以前受賞したときのトロフィーが並べてあるので。

 

佐久間:

でもそのプレッシャーはとても大切なことかもしれませんね。

ヘタなものを作れないという思いや、誌面をご覧になる市民のみなさんの顔が浮かんできたりすることもあるでしょうから、そのプレッシャーもとても大切なことでしょうね。

 

 

昨年の県内広報コンクール特選を受賞した10月号について

 

 

<広報おの ONO Press 10月号>

(令和3年度 兵庫県広報コンクール特選受賞)

広報おの ONO Press 令和3年10月号カタログポケット版はコチラからご覧いただけます

 

佐久間:

高齢化率が30%近い小野市ですが、この課題を解決するために住民の方の利便性を考えて、こちらのコミュニティバス「らん♡らんバス」があるのだと思いますが、広報誌10月号の特集で取り上げたらん♡らんバスの記事で、意識したことや大切にしたことは何でしたか?

 

小野市:

当市では以前から「人」を紹介する広報誌づくりをしてきました。そこで今回も、らん♡らんバスの運転手さんや乗車されているお客さんの顔をしっかりとご紹介したいと考えていました。

乗客の方と運転手さんとの関わりが、らん♡らんバスの良いところだと思いますので、ネガティブに取られる面もあったりする公共交通ですが、らん♡らんバスはたくさんの市民の方に利用され、毎年利用者も増え続けていることや、明るい印象を広報誌でお伝えしたかったことから、楽しく読んでもらえて気持ちがウキウキするような記事にしたいと考えていました。

また運転手さんの顔を掲載することで、住民の方が利用されるときに「広報誌に載っていた運転手さんだ」というように思い出していただき、安心してご利用いただけるとも考えていました。

 

 

<広報おの ONO Press 10月号 特集中面>

 

佐久間:

広報担当の方が代々引き継がれた「人」を紹介する広報。その結果、広報誌が住民の方と公共交通の方をつなぐコミュニケーションがとれる媒体になっていますね。

こちらの10月号は表紙の写真も素敵ですね。

 

小野市:

表紙に使用している写真は2回目の挑戦で撮れた写真なんです。

少々苦労はしましたが、お客さんや運転手さんがみなさん協力的で一体となって撮れた写真でした。

1回目の挑戦の時は、バス車内での反省会もありましたが。。。(笑)

 

佐久間:

この写真も特集も、小野市じゃなきゃ作ることができないとても素敵な広報誌だと思います。

こちらの広報誌発行後の住民の方の反応はいかがでしたか?

 

小野市:

広報発行と同時にFacebookに投稿をしたところ、住民の方から「(年間乗車数)19万人おめでとう」や「このバスのおかげで母が安心して暮らせています」など、ありがたいメッセージをいただきました。

 

佐久間:

良い反応が返ってくると嬉しいですし、とても励みになりますね。

 

 

広報担当者としての課題について

 

佐久間:

では少し話題を変えまして…。小野市において、広報担当者としての課題はなんですか?

 

小野市:

カメラ操作や撮影技術の継承ですかね。惹きつける写真、ちょっと一歩先にいくような写真の撮影がなかなかできなくて苦労しています。

一番の課題は、広報誌の表紙に使用する写真の撮影ですね。

 

佐久間:

写真は読者への興味関心を高めるためにとても大切だと思いますが、技術よりも企画力の方が大切だと考えています。たしかに良いレンズを使用すれば良い写真はとれるかもしれないですが、小野市は企画がしっかりしているので十分補えている良い写真が撮れていると思いますよ。見ていてテーマがしっかり伝わってきます。

また、せっかく撮影した写真は、SNSなどで広報誌発行の告知として発信したり、広報づくりの裏側や小話なども一緒に情報発信すると良いかもしれませんね。

 

小野市:

県内でも、他市で広報の裏側を発信されているので、小野市でもぜひチャレンジしてみたいと思います。

 

 

その後も小野市のお三方から佐久間さんへ、広報・情報発信にまつわる質疑応答や、佐久間さんからはこれまでの経験談をお聞かせいただき、終始なごやかな雰囲気のインタビューとなりました。

外国人の方への情報発信手段としてご利用をいただいているカタログポケットですが、広報誌やワクチン接種情報での活用のほかに、今後は観光コンテンツの配信にも活用したいとの思いもお聞かせいただきました。

このたびはありがとうございました。

 

 

<インフォメーション>

・広報おの ONO Press 令和3年10月号カタログポケット版はコチラからご覧いただけます

・小野市カタポケ配信コンテンツ一覧はコチラ

 

 

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