自治体の子育て支援あれこれ

コラム

2019/02/01

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2019/02/01

自治体の子育て支援あれこれ

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各自治体が独自性を発揮しようとする際、意識すべき分野に「観光」「産業」「食」などが挙げられます。ほかにも見逃せない分野として「子育て」があるのではないでしょうか。子育てしやすい環境を整えることで若者離れを防げるばかりか、反対に若い世帯の移住促進にもつながります。子どもや若者が多くなれば活気が溢れ、より魅力的な自治体へと進化するはず。ここでは注目すべき取り組みや、それらの情報発信手段についてご紹介します。

クーポンを発行して子育てを支援

愛媛県松山市では第二子以降の子どもに対し、「笑顔っこ応援券」というクーポン券50,000円分を交付。市内の登録店で、おむつと交換することができます。同市が開設している子育て情報サイト「カンガエルーカフェ」では、「笑顔っこ応援券」に関することや、小学生を対象とした「放課後子ども教室」、市内でおこなわれた親子イベントの報告など、いろいろなコンテンツを配信。かわいらしいキャラクターを用いながら、見やすくまとめているのが特徴です。
  
大分県大分市では3歳未満の子ども1人につき、10,000円分のクーポン券「おおいた子育てほっとクーポン」を発行しています。このクーポンを使用すれば、ベビーマッサージやインフルエンザ予防接種、一時預かりサービスなど多彩なサービスを無料で利用することができます。申請方法などの詳しい内容については、大分市が運営している子育て支援サイト「naana(なあな)」で提供。naanaではほかにも年齢別の子育て情報、健康や体験など目的別の子育て情報などを配信しています。

情報誌とホームページを連動させている桑名市

福井市は「はぐくむ.net」というサイトを立ち上げ、婚活から妊娠、出産、子育てまでをトータルでサポートしています。たとえば「子どもを育てよう」というページでは、成長に応じた市の支援策を一覧で表示。安心して子育てに取り組めるよう応援しています。また「福井の子育て環境」というページでは、「共働き率の高さ」「完全失業率の低さ」といったデータを交えながら、福井県が育児に適していることを訴求。そのほか、無料の子育て支援センターが福井市内に12箇所あることなど、有益な情報を届けています。
  
三重県桑名市は「子育て支援」というページを開設。保育園や幼稚園探しに役立つページや、育児中のお母さんがメインとして活動しているサークルのページなど、子育てを支援する内容が満載です。また同市では、『すくすくだより』という情報誌を毎月1回発行。バックナンバーは「桑名市子育て支援」で閲覧することが可能です。

こうした支援策は、ほかの自治体にとって参考になることも多いかと思います。ただ、せっかく素晴らしい取り組みをしていても、その情報がうまく届けられなければ効果がありません。若い世帯を呼び込むためにも、迅速かつ正確に情報を発信することが求められます。

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  • 当社の提供している「MCCatalog+」は、広報誌や観光案内、フリーペーパーなどを簡単にデジタル化・多言語化して、スマートフォンやタブレットに配信することが可能です。日本人はもちろん、日本で暮らす外国人の方々にも、子育てなどに関する情報を効果的に発信することができます。

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