それゆけ!佐久間編集長。<シリーズ第2弾>新規導入自治体大阪府大東市インタビュー。

インタビュー

2022/12/14

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2022/12/14

それゆけ!佐久間編集長。<シリーズ第2弾>新規導入自治体大阪府大東市インタビュー。

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佐久間智之さんが広報担当の皆さまに現場の声を聴く「それゆけ!佐久間編集長」企画第2弾!

今回は大阪府の東部に位置する人口およそ12万人の大東市さまにインタビューをさせていただきました。

 

<広報だいとう9月号はこちら>

 

弊社のMCCatalog+をご利用いただいている大東市の中村さま、杖尻さま、森北さまに大東市の広報紙「広報だいとう」における広報紙制作への思いや課題、そして大切にしていることについてお話をうかがいました。

佐久間さんからは広報紙づくりに関するアドバイスをいただくなど、たいへん有意義な時間となりました。

 

 

それでは、ここからは佐久間さんによるインタビューをご紹介いたします。

 

■広報紙を作る際に意識していることは

 

佐久間:

本日はざっくばらんにいろいろとお話を聞いていきたいと思います。よろしくお願いします!

大東市では広報紙をつくるうえで市民の方へ寄り添うという観点でどのような工夫をされていますか?

 

大東市:

読み手に配慮したやさしい広報紙づくりという意味で、思いついたのは子育ての分野に関する記事内容で「歩けるようになった子が対象」という記載をしていたことがありましたが、その記載表現を「一歳ぐらいになった子へ」変更するなど伝わるための表現に関して配慮を行いました。他にも、専門用語の記載をやめるなど「伝わる表現」の広報紙づくりを心がけています。

 

他にも新しいイベントや告知をしようと思っているなかで、どうやったら読みやすくなるかなど現場の視点に沿って表現を工夫する点は、読み手に寄り添えているのではと思っています。

文章に起こす際にも自分が面白いか、読みたくなる文章づくりを心がけています。例えば漢字が多いと読みたくなくなるのではと思うので、お役所言葉ではなく読みやすくなるような表現をするように工夫しています。

 

佐久間:

それは「やさしい日本語」の取り組みにも関係してくる配慮ですね。たとえば、公共交通機関をご利用くださいというのは、外国人にはわかりづらいので電車やバスをご利用くださいという記載や、ひらがなにして記載をするというのは「やさしい」配慮になっているかと思いますし、相手に寄り添うという部分だと思う。MCCatalog+だと、読みたい箇所をポップアップで見れるのは老眼の人にも見やすかったり、多言語や音声読み上げの機能面も相手に寄り添うという配慮にも繋がっていますよね!

 

     

 

■MCCatalog+を使って意識していること、現状の課題は?

 

大東市:

外国人や弱視の方などには良いツールかと考えていますが、市民が広報紙を見ているのか効果的な面の検証が現在の課題です。

 

佐久間:

事例として神戸市は、ウェブ版と紙面版の用途を分けての配信も行なっていますね。一つの手段として選択基準を分けることが重要だと思っていて、在住外国人一人も取り残してはいけないというのが、行政としての課題であり責務かと思うので伝わる情報発信の「手段」として選択肢に入れてもらえるとよいかと思います。

 

大東市:

庁内でMCCatalog+の浸透という点が今後の課題かと思っています。

広報紙だけではなくて、窓口に来られた人に外国人の方への案内としても活用できると想定していましたがまだ活用頻度が多くはないので、今後は庁内での浸透も進めていきたいですね。
       
佐久間:

他の自治体においても庁内での浸透という点を課題に思う部分があるかと感じています。
全庁的な活用と利用数(カタログポケットの閲覧数)を増やす為の自治体主導の施策も必要かと思います。庁内での普及に関しても浸透させていくことが大切ですね。       
閲覧数が少ないというのは、良くも悪くも認知がされていないという点に注視すると良いと思います。
まず市民にカタログポケットの「存在」を知ってもらうというのが重要。他の自治体では広報紙の表紙にカタログポケットの告知を記載したりしています。モリサワが作っている「スタートアップガイド」の実践やSNSでの告知などマメで地道な作業が重要ではないかと思っています。
     
モリサワ:

大阪府内でのカタログポケットの閲覧数が多い自治体の事例としては、公式の自治体LINEの活用がトレンドかと思います。

広報紙を配布をした後に公式LINEでも併せて告知をすると閲覧数増にも繋がって継続的な閲覧が見込まれる傾向にあるようですね。

SNSの利便性を活かしての配信もおすすめです。配信コンテンツとして台風の際の防災情報や、ハザードマップの情報を告知されている自治体もあります。

 

佐久間:

日本人に対しての配慮にも活用できるかと思う。台風に関してのハザードマップ情報など「日本人」向けの告知も重要かと思いますね。他にもごみカレンダーの配信を行ってみるなど、情報発信ツールとしての自治体からの多様な配信に活用することが重要かと思います。
     

その後も大東市の皆さまから佐久間さんへ、広報・情報発信にまつわる質疑応答や、佐久間さんからは自治体事例の紹介、これまでの経験談をお聞かせいただき、終始なごやかな雰囲気のインタビューとなりました。
カタログポケットを導入してからの課題や展望などもお聞かせいただきました。
このたびはありがとうございました。

 

<インフォメーション>

・大東市カタポケコンテンツはコチラ

・モリサワスタートアップキットはコチラ

 

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